著者
樺沢紫苑(かばさわしおん)さん
精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。
2004年から米・シカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、
「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
大ベストセラーになった『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)の他、30冊以上の著書がある。
アウトプットとは
10代に向けて書かれた本書ですが、大人が読んでもためになります。
アウトプットとは、「話す」「書く」「行動する」こと。
たくさんインプットをしてもアウトプットをしなければ、現実世界は何も変わらず自己成長はない!という言葉にドキッとしました。
10代のみならず大人でも気になるコミュニケーション能力。
自己肯定感を高めたり、自信をつけるのにもアウトプットが役に立ちます。
自己肯定感というのは、「プチ成功体験(小さな成功)」をもとに少しずつ育まれていくものだからです。
自ら行動を起こし、他人ではなく過去の自分と比べてたくさんの成功体験をすることで自信がついてきます。
”アウトプットは、すればするほど上達していきます。最初は下手でもいいので、少しずつ続けていくことが大切です。”
話すアウトプット
人前で話す「自己紹介」が苦手なんです、わたし。(笑)
でも、苦手であれば、自己紹介は事前に準備して声に出して練習しておけばいいのです!
メモを書いて持っておく、直前の脳内リハーサルというのもいいなと思いました。
これだけ準備すれば緊張は減りますが、もし緊張したら、よい姿勢・笑顔・アイコンタクトでなんとかなります。
書くアウトプット
勉強するときは、常に書くようにしてください。書けば書くほど記憶に定着します。
自分なりの「まとめノート」を作ると効率よく記憶できるでしょう。
また、体験したことをすぐにノートにメモしておき、そのメモをもとに長い文章を書いてアウトプットのトレーニングをしましょう。
「ブログを書く」ことでトレーニングができますね!
「3行ポジティブ日記」も、英語の勉強と絡めながらやってみたいと思いました。
行動するアウトプット
インプットで「気づき」を得て「すべきこと」がわかったら、実際にそれを始めて続けていくことが、行動するということです。
新しい「行動」が、自己成長につながります。
プチ目標を設定し「少しだけ難しいことにチャレンジする」行動を繰り返して、最終的には大きな目標を達成できるのです。
不安は「ポジティブなイメージトレーニング」をすることで解消しましょう。
”人生を後悔せずに過ごすためには「自分で決断する」ことが大事です。”
10代だけではなく、人生をより良くしたいと思っている方におすすめです!